つまみ細工のこと。
どんな作品にするか、どんなものをどう写しとるか
花を見る・調べるだけでなく、
色々と切り口を探していますが
季節の和菓子(上生菓子)の意匠は
作り込まれた技術と
分かりやすくシンプルにまとめる伝える力と
勉強になるものだと思います。
職人によって、お店によって、
その季節の写しとり方が違うので
眺めるだけでも嬉しくなるものです。
お団子とかに比べたら安くはないけれど。
そこに技術と美が込められていることを思うと
それに敬意を払うことは
貴重なお金の使い方だと思うのです。
年に、いや……季節に1度だけのゼイタク。
贅沢。
それを、切って、頬張る。
見た目と味と、それ以上のものが
口に広がる気がする。
とりわけ難しいお取り寄せとかじゃありません。
近くの駅前でも買えるものですよ。
和菓子屋さんの、修行した職人さんたちが作る「作品」を
いただけることのありがたさを
講習の帰りに買ってきた新年の生菓子で。
丹頂鶴
紅白の梅