頭がいいって

情熱大陸とアナザースカイを見るのが好きです。

唐突ですけど。

 

ご存知、匠・巧・卓越したものたちに密着した番組ですね。

いつも思うのは、分野は違えど

そこに通じる信念やスタイル、様式、選び方が

どのトップの人も同じだなということ。

 

アナザースカイは、そんな人たちのフリートーク(と思う話)に対して

すかさずキレッキレの突っ込みをする今ちゃんの

回転の速さが秀逸だと思う。

 

お勉強ができる学校時代の頭の良さは、

決して社会では強みではないと思うのです。

私はそこまで偏差値的に頭がいいわけでもないと思うけど

中の中~上くらいだったかと。

でも、今は、それしかできない、と思うことが多い。

与えられたことだけを反発せずにやってれば

それなりの位置を取れる学校時代。

面白かったのは倫理の時間で、

答えが明確に出ないことを延々議論検討することが、

とても面白かった。

高校時代に倫理で長文筆記の意見を論じるテストがあって、

平均点30点くらい?で、学年最高の70点(100点満点中)を取った時。

あとの30点なんなの!!!と思って悔しかった。

でもそれ以上のものは私からは出てこなかったし

両者の意見を書いたつもりでいたけど

たぶん偏った見方で論じていたんだろうと思う。

倫理(哲学)の道は進んだら楽しそうだけど

たぶん人生的には大変だろうなと思って、

そのテストをきっかけに哲学課に進むのを諦めた。

私なりの、1つの挫折だった。難しすぎる。ただ考えるだけの方が楽しい。

 

頭の良さは、実は社会に出るとそうじゃない。

仕事に臨む姿勢までは教えてもらえないし、

自分で打開策を探して改善していくのが当然という、

学生時代にあまり意識してこない「前提」。

 

それをいきなり突きつけられる。

事務だろうと専門職だろうと技術職だろうと。

プロ意識というか。

1.問題発見(認識)

2.解決策探索(自分で探す・人に質問する)

3.問題解決のための手法実践(修正・再実践)

4.問題解決(次の別な1に移る)

を、いきなりできるわけではない。

 

その時に、何が大事かというと…

私なりの答えは「やろうと思う意識」・「実際にやってみること」・「意識して選択すること」。

自分に向き合うことも、問題に気づくことも、

仕事と向き合うことも、人と向き合うことも。

 

 

出演者が「ご飯や着るもの選びにエネルギーを使うと

仕事の分が減る」って言ったら

今ちゃんがすかさず「いや!減りませんて!!」って突っ込む。

どちらも本当だと思うし、

どちらもプロだからこその向き合い方。

どんなこともネタになる(ブログ書いてる人はその感じ分かりますよね)芸人さんと、

一極集中で自分の生命エネルギーを注ぎ込むように研究する科学者たち。

その根本にある信念は、同じことなのだと思いながら観ている。

つまみ細工も、作家も講師も、同じ。

何をやりたくて、何のために、どう選び、

そして、何をやらないと決めるのか(ここが大事)。

 

つまみ細工girasol式の教室は、

選んでいただくものがたくさんあります。

もちろん規定の金具で、規定の順番で、というのもあるけれど

悩んで、考えて、自分と向き合っていただく時間になっていると思う。

その辺り、やはり、初期に金澤先生が言っていた

「修行みたい」・「道場みたい」というのが、合ってる気がする。

向き合って、自分の特性を知って、

マジョリティと違う時にどうするかを体得して、

どう表現するか。

そこが、私がスパルタと言われる所以かもしれないけれど、

自分で決めて手を動かさないと

何も得られないし、身にならないと思っているのでそれを求めます。

平川クラスでつまみ細工を続ける方たちは

プライベートでも自分らしさをきちんと持っていると思います。

 

その中で、私が伝えられることは何か。

ずっとこれからも私が向き合う課題の根本は、

そこにあるのだと思っています。

 

 

 

………年末に、そんなことを思ってつらつら書いてみた。

めちゃくちゃ楽しい。

来年ももっと色々書いていきたいと思います。

 

皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。

そして来年はまた、もっと面白いことが皆さんにも私にも

たくさんたくさんありますように。

感謝をこめて。

 

 

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