くちなしの。

この前着物をといていて、着物の裏地として

もう1着分ある薄い絹が
けっこうたくさんあるなぁ…と、気づきました。

これ、3着分がたしか裏地あるタイプだったなぁ。
それに、買った着物たちの中には

「今、私がどうしても使いたい色」がないっ!!
ということで、1月にならった草木染めを思い出して
色褪せ覚悟でクチナシ染めにしてみたい!と決意しました。

くちなし…年末じゃないとあまり置いてないらしいんです。
うちの近くのお店では。いくつか回って、やっとゲット。
わー、温度計がないーー、とか、腱鞘炎の左手首がいたいーーとか
ひとりさわいでオロオロしたりしながらも
どうにかこうにか染めにチャレンジしました。
クチナシの実をまるごと煮出す、少し薄い黄色の1番染料液と
そのあとに実をつぶして煮出す、朱に近いような茜の2番染料液、
そして一部は定着のためにみょうばん焙煎液を使います。

まず、古布なので絹を熱めのぬるま湯(中性洗剤入り)で

つけおきゆすり洗い(なんじゃそりゃ)。
10分くらいしたらお湯を替えながら3回あらって、

手のひらサイズくらいにたたんで両手ではさみ、軽く水をしぼる。
それを、1番染料液なべにゆらゆら泳がせられる分だけ投入!
2番染料液なべにも投入!
2つのお鍋は、けっこう色がちがいます。

20分、ゆらゆら泳がせたり前にたぐりよせたり

奥にゆらゆら寄せたりして染料液の海を泳がせます。
そのあとまたそれぞれをたたんで軽く水をしぼって、別のボウルに移します。
水を替えながら、4回しっかり染料液を洗い流すように

じゃぶじゃぶゆすり洗いします。

みょうばん焙煎は、染料液に10分、70℃まで熱くしながらまた10分
ひたしてからたたんで水をしぼり
みょうばん焙煎液にまたひたします。

ゆさゆさたぐりよせ、たぐりよせ。
そして、定着液が染料液に入ってしまわないように、

水で2回洗います。
それからまた染料液に入れて10分。
最後はまた水を4回替えながら洗います。

そしてたたんで水をしぼった布を、バスタオルではさんで
くるくると丸めて上からぎゅぎゅーっとおして水気を切ります。
それで陰干しすると出来上がり。
クチナシは天日干しすると色があせるというので部屋干しです。
なんだか、やっぱり色がやわらかくてやさしいです。
母は薄い黄色がポケットチーフとかストールとかにいいわ、とお気に入りです。

私はこれで、ひまわりを作りたい!
きっと試行錯誤しますが、がんばってみます!!


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