ついに出産! 1

出産のこと。

もともと立ち合い出産の予定で、
旦那さんも出産勉強会に出席してないと立ち会えない病院だったので
仕事の都合つけてもらって、2回は一緒に勉強会に行きました。
6~7か月くらいの頃。
おなかに背負って感じる妊婦体験リュック?みたいなのがあって
旦那さんも興味あったらしく試してみました。

ずしっっ

「え・・・こんな重くてくるしいんだね・・・(;´・ω・)」

そうだよーこれが24時間毎日だからねー( ̄▽ ̄)ニヤリ
(そう言って勝ち誇った割に、毎朝トイレでおなかさわるまで
妊婦ってこと忘れてましたけども!)

近所の病院から、太っててリスク高くなりやすいので、と
早々に遠い病院に移って、片道1時間かかってました。
夏の暑い時期に、妊婦健診がだんだん間隔みじかくなって
これから毎週になるのか、しんどいな・・・と思ってましたが
臨月になる時の妊婦健診で尿たんぱくが高すぎて
妊娠糖尿病もあって、急きょ入院に!

「いや、その、仕事が、あの、入院せめてあさってにできませんか!(゚Д゚;)」
なぞの粘りにも先生は応じてくれず(当たり前)
翌日入院しました。
仕事道具たくさん持ち込んで。
産休とは名ばかりの、
つわりでたまった仕事をどうにか片付けなければ!と
焦ってたときだったので、すごい荷物でした(^^;)

それからは毎日空腹とのたたかい。
おなかすいたーーーーぐおーーーきゅるるるーーーー
日がな一日そんなこと言ってました。
そして、入院フロア以外行っちゃいけない決まり。
窓は、10cmも開きません。
だんだん煮詰まって、外の空気に触れたい!と
その10cmのすき間に顔つっこんで
すーはーすーはー(怪しい…)

2週間もすると、どうやら買い食いとかもしないし
車いすで移動する必要もなさそうだし(血圧はずっと正常値)
大丈夫だろう、と見通しがたったのか、

4階だけね!
→階段までならいいよーたくさん歩いてー!
→売店にも行っていいよ(買わないでしょ?)
→1Fまで行っていいよー受付で手続きしてきちゃってー

と、ゆるくなってきました。助かった、外の空気すえる…(T_T)
もう、自分だけのことなら買い食いしちゃってたと思うけど
子どもがちゃんと外に出てこられるように、と思ったら
過去にないほど気をつけて生活してました。
毎日体重チェックあるんですよ…
「全然おなか下がってきませんねー」(出る気ない)
を毎日繰り返すんですよ…
そりゃぁね。。。

ひたすら、「するっと出てきてねー」と言いながら
どーんとしたおなかを撫でては廊下を歩く毎日。
(と、仕事と、疲れて昼寝の日々)
予定日近くの9月になっても仕事してました(^^;)

予定日になっても何も動きがなければ、予定日翌日に
陣痛促進剤を使いましょう、という方針が9月になってから決まって、
「その日はもしかしたら陣痛がつかずに終わるかもしれない」と
ベテラン助産師さんに言われたのを
そのまま信じて、前夜だんなさんにも
「もし産まれるとしても夕方とかだと思うよ」とか気楽に言ってました。

ところがその陣痛促進剤が…

(続く)


ひますけ妊娠中のこと 2

そういえば、妊婦の時はものすごく寒さに弱かったです。
2月とかの夜、寒くて寒くて、いつもたくさん重ね着してました。
その頃、無理がたたって、切迫流産になって
自宅で安静にしてたこともありました。

重たいものもっちゃいけないんですよ!ほんとに!
妊婦さん、無理して後悔するくらいなら
できないんだもん!って頑張ってでも
だんなさんに重たいものはやってもらってください!

もともと太ってるのですが、
安定期からごんごん体重増えて、最終的には11kg増。
からの、管理目的で産前1か月入院(そのフロア以外移動禁止)で
病院の制限食でだいぶやせて、産んだら妊娠前よりやせました~!!
(その後また産後のストレスで食べちゃって見事に増えましたがorz)
野菜大好きなので、どうにかこうにかもってるのかな。
今も気をつけながら暮らしてます(^^;)
入院中、入ってた病室が、産婦さんじゃなくて
危ない状態の妊婦さん部屋だったので
相当大変なひとたちが周りにいて、
夜中は必ず誰かが泣いてました。私も然り。
産む不安もあったけど、それだけじゃなかった。
毎日はるばる会いに来てくれただんなさん、ありがとう。
面会時間すぎて1人になって、4人部屋でも病状の関係でカーテンしめきってるし
話さないから、消灯になるとますます落ち込んで。
毎晩、誰かしらの鼻すする音がしてました。
思い出すだけでも涙が出ます。
あのお母さんはどうしたかな。
同じ状態になったとき、私がその態度でいられるか
きっと無理だと思う。そんな気丈にふるまうお母さんがいて、
何も言えない。そんな部屋でした。

安定期に入っても、後期つわりがある人もいるんですね。
知らなかった・・・。しっかり後期も吐いてました。
知らないことばっかりでした。
赤ちゃんは、産まれたらすぐにちゃんとおっぱい吸えると思ってたし
(のめるようになるまで1か月以上かかって、その間辛くてしょっちゅう泣いてた)
もう少し寝てくれると思ってたし(1~2時間おきの授乳だった)
かわいいけどつらいって感情があるって知らなかったし
(いい加減にして!!って、泣いてる娘に背を向けて泣いた時もあった)
寝たいのに寝られないって泣くとか知らなかったし
(叫ぶエネルギーを寝るほうに使ってよ…)
寝るまで30分も抱っこして歌うたって(だんなさんは隣で寝てる)
着地に失敗して泣かれて、そのまま抱っこで次の授乳時間がきたり
(眠すぎて落としそうになったことも何度か)

なんか、そんな格闘する毎日であっという間に半年たちました。
だんなさんがお風呂入れてくれてありがたいけど、
そのあと夜は泣き続けるから、私はいつお風呂に入るんだ!!!とか
(試行錯誤して、こういう分担でお風呂にいれようとかだんだん決まってきました)
落ち着いて座って、自分のタイミングで、お箸つかって、
あったかいものを熱い熱い!って言いながら食べられるのって
ステキなことだったのね・・・(遠い目)とか
(色々おかずとか納豆とかのせた混ぜご飯的な何かをスプーンで立ったままかき込んだり)

母と義母に、たくさん助けてもらいました。
床上げまで来てくれた母。
そのあとも、ストレスたまって情緒不安定で
すぐイラッとしたり泣いたりだったので
母にはほんとに色々八つ当たりしてたと思います。
セブンイレブンの宅配弁当に助けてもらったこともありました。

1人じゃほんとに子育てはできない。
つらくてつらくて、でも買い物には行かないといけない。
ちょっと何かがあると泣きそうな、そんな状態で
スリングにひますけを収納してスーパーに行ったら
見ず知らずのお母さんおばあちゃんたちが
「かわいいわね~」「大変でしょう?」
「カゴ置いてあげるから貸してごらん!」
「眠れてる?あら、そんなに!大変よね~」
「まぁ~色白で、よく寝てること~」
必ず誰かが声かけてくれて、涙が出そうになりました。
そのことで、またがんばれました。

つわりでうずくまってる時も、声をかけてくれるのはおばちゃんたち。
助けてくれるのも、椅子をゆずってくれるのも、おばちゃんたち。
みんな、経験してきてるしんどさだから
すぐ気づいて、共感してくれました。
私も、こんなに毎日言いようのないだるさがあったりとか
引きずり込まれるような眠気とか、立ってられないとか
なってみて初めて分かったから
旦那さんたちが想像しても分からないっていうのも、
分かる気がします。当事者でも人それぞれだし。
生徒さんと2か月くらいの違いで妊婦だったけど
そのスリムな生徒さんはほとんどつわりがなかったとか。
でもそれがしんどくないわけじゃないから
妊娠は病気扱いにならないだけで気を付け続けて
やっとこさ普通に暮らせるかどうかなんだなぁと思うのです。

(続く)


ひますけ妊娠中のこと 1(上から下から大忙しでした)

ひますけ(娘:現在8か月)の妊娠中のこと。

結婚式の準備の真っ最中、色々なことが重なって
あまりにしんどかったのか、
結婚式の3日前の夜中に吐き気がとまらず救急車騒ぎに(^^:)
未明に帰ってくるという…(タクシー代高っっっ!)
それから式までの間はずっと寝てました。
ほんとに秋から色々ありすぎて、
そこに妊娠で刻々と激しくかわる体調に
ついていけませんでした。

最初は?食べづわり”でした。ずーっと通奏低音のように
食べないと気持ち悪い状態は続いてたので
いつも小さなおにぎりとか、塩味のものを持ってました。
外では塩味のものがあんまり売られてなくて、
助かったのが、コンビニとかの「おつまみ」コーナー。
仕事の道具は大きなスーツケースで旅支度のようなので、
そんなのガラガラ引きながら、まっすぐおつまみコーナーで
乾きもの買う30代…こわいですねー(;’∀’)

ノンカフェインでも味が苦手で飲めないものが結構あって、
ひたすら十六茶(たまに爽健美茶)にお世話になってました。
酸っぱいもの大好きなのに、それが実はつらくなって
ローズヒップティーとかたくさん買ったけど
今でも大量に残ってます。

毎日食べられるものがちがって、
春雨サラダがおいしくて仕方ない日、
焼肉定食しか人間の食べ物はない!としか思えない日、
お米ばんざい!おにぎり万歳!の日
何もいらない、うどんのつゆだけちょうだい、な日。
野菜、青じそドレッシングでなら・・・な日。
ほんとに色々で、夕食作るなんて気力もないくらい
気持ち悪くて台所にはたてなくて、
外食しても、食べたいと思って注文したものが
来てみたら「ムリ・・・(゚Д゚;)))」

もう、どうすりゃいーの!!
「いい加減にしてくれよー」って
だんなさんとケンカになったこともありました。

妊娠7週目くらい?からつわりが始まって、
式のときは絶賛つわりの真っ最中。
最盛期を少しすぎたかな、くらいで
打掛は少しゆるめに着付けてもらったけど
披露宴のご飯をほとんど食べられずに
最後の方では貧血で倒れそうになってました。
従姉が差し入れてくれた手作りパンに救われました(T_T)
(それでも笑ってたけど!どんだけ外面よしこちゃん…(;´・ω・) )

安定期に入っても、しょっちゅうちょびっと吐いてたので
エチケット袋(懐かしの)とかビニールとか持ち歩いて
あっちでけぷりん☆
こっちでもけぷりん♪
車はもちろん電車もけぷりん!
「あ、おかえりー!また一口出ちゃったー(;’∀’)ノ」
てな具合でした。
(だんなさんは強制的に慣らされていきました)

吐き気のすごい時は、体に力が入らなくなって
おもらしまでセットになって
全とっかえ(^^;)
もう、何がなんだか…。今思うと、あの時期があったから
お産のときのぐちゃぐちゃも恥ずかしく思うことなく乗り切ったんだなぁと。
(え?…いや、ほんと、強くなります、その辺だけ(--;) )

(お食事中の方ごめんなさい)

(続く)